平成27年度 宇陀市立病院 病院指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0〜 | 10〜 | 20〜 | 30〜 | 40〜 | 50〜 | 60〜 | 70〜 | 80〜 | 90〜 |
患者数 | ー | 26 | 17 | 23 | 56 | 94 | 310 | 541 | 551 | 185 |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
当院の地域柄、70歳以上の患者が70%を占めております。
数値には、労災保険・自動車賠償責任保険・自費診療の患者数は含んでおりません。
24時間以内死亡患者数や1回の入院の中で地域包括ケア病棟のみ入院し一般病棟への入院が一度もない患者数も除外しています。
集計期間は、平成27年度(平成27年4月1日から平成28年3月31日)中に当院を退院した患者です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
●内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
060100xx99xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)手術なし | 141 | 1.01 | 2.93 | 0.00 | 69.34 | |
040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上)手術なし 手術処置等2なし | 121 | 26.36 | 14.34 | 5.79% | 81.44 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 52 | 29.90 | 21.69 | 9.62% | 83.73 |
- 診断群分類(DPCコード)は、入院全期間を通じて人的・物的医療資源を最も投入した病名を1つ決め、どんな手術や処置等が行われたか、またどんな併存病が存在したかにより14桁の診断群分類(DPCコード)が決定されます。決定されたDPCコードごとに,1日あたりの入院料が決められています。
- 平均在院日数(自院)は、当院に入院していた日数の平均値です。
- 平均在院日数(全国)は、厚生労働省より公開されているものです。
- 転院率は、他の病院に転院した患者数を各DPCコードごとの全退院患者数で割ったものです。
- 平均年齢は、入院時の年齢の平均値です。
- 患者用パスは、すべての診療科において公開しておりません。
●小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍含む。)手術なしについて
大腸ポリープ検査が目的の入院です。入院当日検査を行い、検査後退院が可能です。
●肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上)手術なし 処置等2なし
急性肺炎、細菌性肺炎の入院です。一般病棟において急性期の治療を終えた後、地域包括ケア病棟にて在宅に向け療養を行っていただくため全国平均に比べ入院期間が長くなっています。一般病棟平均在院日数は14.9日です。
●誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 定義副傷病なし
食物などの誤嚥により起こる肺炎です。
高齢者が多いため入院期間が長くなっています。また、長期療養病床への転院率も1割近くになります。
急性肺炎入院同様、一般病棟において急性期の治療を終えた後、地域包括ケア病棟にて在宅に向け療養を行っていただくため全国平均に比べ入院期間が長くなっています。一般病棟平均在院日数は15.9日です。
●整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 52 | 47.25 | 28.70 | 3.85% | 84.73 | |
160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 | 47 | 54.94 | 22.19 | 0.00 | 67.30 | |
070050xx97xx0x | 肩関節炎、肩の障害(その他)手術あり 副傷病なし | 41 | 52.41 | 24.74 | 2.44% | 69.66 |
●股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等
大腿骨頚部骨折・大腿骨転子部骨折で観血的手術や人工骨頭挿入術を施行される患者様が対象です。
手術後、リハビリ治療を目的に地域包括ケア病棟で療養されるので入院期間が全国平均より長くなっています。
一般病棟平均在院日数は21.0日です。
●四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等
●肩関節炎、肩の障害(その他)手術あり 副傷病なし
肩の腱板断裂で、外傷によるものが四肢筋腱損傷のDPCコードとなり、経年齢性変化によって腱板が脆弱化し断裂する場合の肩腱板断裂は肩関節炎のDPCコードになります。
手術後、リハビリ治療を目的に地域包括ケア病棟で療養されるので入院期間が全国平均より長くなっています。
一般病棟平均在院日数は13.8日です。
●泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 | 17 | 12.06 | 10.25 | 0.00 | 77.12 | |
110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | ー | ー | 7.59 | ー | ー | |
110080xx110070xx0200xx | 前立腺の悪性腫瘍 精巣摘出術 手術・処置等2なし | ー | ー | 6.38 | ー | ー |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
●前立腺肥大症 経尿道的前立腺手術
前立腺肥大症で経尿道的に手術を施行する患者様です。
膀胱腫瘍・前立腺の悪性腫瘍の患者数は、10件未満なのでハイフンとしております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |||||
StageⅠ | StageⅡ | StageⅢ | StageⅣ | 不明 | ||||
胃癌 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
大腸癌 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
乳癌 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
肺癌 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
肝癌 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
5大癌の患者数がすべての項目において10件未満です。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
重要度0 | ー | ー | ー |
重要度1 | 53 | 22.74 | 80.92 |
重要度2 | 39 | 34.95 | 87.44 |
重要度3 | ー | ー | ー |
重要度4 | ー | ー | ー |
重要度5 | ー | ー | ー |
不明 | ー | ー | ー |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
成人市中肺炎とは、15歳以上で普段の社会生活の中で発症する肺炎で、集計対象は細菌による肺炎、あるいは細菌によるものと思われる肺炎となっています。
重症度とは
・年齢:男性70歳以上 女性75歳以上
・脱水:BUN21mg/dl以上または脱水あり
・呼吸:SPO2≧90%(動脈血中のヘモグロビンが酸素とどれぐらい結合しているかを%で表示したもの)
・意識障害:意識障害あり
・収縮期血圧:収縮期血圧90mmHg以下(いわゆる高い方の血圧)
上記1項目該当すれば1点で「重症度1」となり、2項目該当すれば2点で「重症度2」となります。1項目でも不明があれば「不明」となります。
重症度1は、ほぼ年齢が該当し、重症度2は年齢に加えて脱水の該当が多くみられます。
脳梗塞のICD10別患者数等
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
G45$ | 一過性脳虚血発作及び関連症候群 | ー | ー | ー | ー | ー |
G46$ | 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 | ー | ー | ー | ー | ー |
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 25 | 36.80 | 79.28 | 27.59% |
その他 | ー | ー | ー | ー | ||
I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | ー | ー | ー | ー | ー |
I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | ー | ー | ー | ー | ー |
I675 | もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> | ー | ー | ー | ー | ー |
I679 | 脳血管疾患,詳細不明 | ー | ー | ー | ー | ー |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
脳梗塞の患者の80%がI63$に該当します。
リハビリ専門病院や、長期療養病床への転院が30%近くあります。
患者数が10件未満はハイフンとなっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
●内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K7211 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 | 72 | 0.31 | 1.28 | 1.39% | 68.35 | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | ー | ー | ー | ー | ー | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性粘膜下層剥離術 | ー | ー | ー | ー | ー |
- 平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
- Kコード・名称は厚生労働省による診療報酬点数表によるものです。
- 平均術前日数とは、入院日から手術日までの平均日数です。(手術日は含みません)平均術後日数は、手術日から退院までの平均日数です。(手術日は含みません)
- 転院率は、他の病院へ転院した患者数を各手術ごとの全退院患者数で割ったものです。
- すべての診療科において患者パスは公開していません。
●内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満
EMR(内視鏡下粘膜切除術)という、粘膜下にボスミン添加50%ブドウ糖あるいは生理食塩水を注入し、粘膜を含めた腫瘍やポリープを粘膜下層より浮き上がらせて切除する方法です。ポリープの長径又は粘膜切除範囲が2センチメートル未満のものです。
EMR後、経過観察のため退院は翌日となります。
●整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K080-41 | 関節鏡下肩腱板断裂手術 簡単なもの | 66 | 1.05 | 51.59 | 1.52% | 68.39 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)椎弓形成 | 52 | 2.38 | 24.69 | 3.85% | 73.08 | |
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 50 | 4.46 | 33.78 | 4.00% | 83.02 |
●関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単なもの)
肩腱板断裂(外傷性・非外傷性含む)に対して、関節鏡下において断裂した腱断端をスーチャーアンカー(縫合用の糸のついた釘)を用いて骨に固定する方法です。あるいは、周囲の健常な腱板に縫い付ける場合もあります。
簡単なものとは、腱板の断裂が5センチメートル未満のものをいいます。
すべて予定入院で、入院翌日に手術を施行し一般病棟在院日数平均13.6日で退院又は地域包括ケア病棟に転棟しリハビリ療養を行っています。
●椎弓形成術
成長以後始まる老化により、脊椎を構成する組織の変性や、椎間板が傷んだり腰椎の骨自体の変形や腰椎のすべりなどのため脊柱管が狭窄し神経が圧迫され下肢のしびれ、痛み、脱力などの症状が現れます。脊髄神経の後面のふたをしている骨の一部と靱帯・関節突起の一部を切除し、脊髄神経を圧迫している組織を除去し脊髄神経を除圧する手術です。脊柱管拡大術ともいいます。
一般病棟在院日数平均17.6日で退院又は地域包括ケア病棟に転棟しリハビリ療養を行っています。
●骨折観血的手術(大腿)
大腿骨頚部骨折又は大腿骨転子部骨折に対して行われます。
一般病棟在院日数平均18.8日で退院又は地域包括ケア病棟に転棟しリハビリ療養を行っています。
●眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K2821ロ | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの | 118 | 1.01 | 6.60 | 0.00 | 77.88 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの | ー | ー | ー | ー | ー | |
K279 | 硝子体切除術 | ー | ー | ー | ー | ー |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
●水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合
水晶体の混濁で視力が低下した場合に、混濁した水晶体を除去しただけでは通常は網膜に焦点が合わなくなるので代わりに人工的に眼内レンズを挿入します。
すべて予定入院となっています。片眼につき1週間の入院が必要です。
●泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K8412 | 経尿道的前立腺手術 その他の物 | 17 | 2.47 | 8.59 | 0.00 | 77.12 | |
K8036ロ | 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの | ー | ー | ー | ー | ー | |
K830 | 精巣摘出術 | ー | ー | ー | ー | ー |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10件未満はハイフンとしております。
●経尿道的前立腺手術
経尿道的前立腺手術は、TURPとも称され前立腺肥大症の標準術式です。
その他のものとは、灌流液として非電解質溶液(ウロマチィック)を使用した場合をいいます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 10 | 0.55 |
異なる | ー | ー |
平成28年度病院情報の公開集計条件の集計方法により、患者数10未満はハイフンとしております。
180040 手術・処置等の合併症の内訳
T814 術後創部感染 入院契機同一 症例数3 発生率0.17%
T828 透析シャント閉塞 入院契機同一 症例数1 発生率0.06%
T840 人工関節のゆるみ・人工関節脱臼 入院契機同一 症例数5 発生率0.28%
T852 眼内レンズ脱臼 入院契機同一 症例数1 発生率0.06%
更新履歴
- 2016.10.1
機能評価係数2の保険診療係数における「病院情報」を公開しました。