令和7年度 宇陀市立病院 病院指標
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
- リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
- 血液培養2セット実施率
- 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
- 転倒・転落発生率
- 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
- 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
- d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
- 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
- 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数
| 年齢区分 | 0〜 | 10〜 | 20〜 | 30〜 | 40〜 | 50〜 | 60〜 | 70〜 | 80〜 | 90〜 |
| 患者数 | ー | 10 | 18 | 21 | 48 | 82 | 203 | 476 | 569 | 273 |
- 令和7年6月1日から令和8年5月31日までに当院を退院した患者で、医科レセプトのみで一般病棟に1回以上入院していた患者について集計しています。
- 数値には、労災保険・自動車賠償責任保険・自費診療の患者は含まれておりません。また、24時間以内死亡患者や地域包括ケア病棟のみの入院患者も除外されています。
- 当院では地域柄、70歳以上の入院患者が77.4%を占め、昨年と比較して90歳以上の入院患者が6%増えました。
- 30歳代から60歳代では、消化器系・外傷・椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患が多く、70歳以上では、肺炎・誤嚥性肺炎・心不全・大腿骨や胸腰椎の骨折が多い疾患となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
●内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 140 | 2.26 | 2.56 | 0.00 | 72.96 | |
| 0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 手術・処置等2なし | 85 | 29.65 | 16.10 | 5.88 | 87.32 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 60 | 42.48 | 20.49 | 10.00 | 87.82 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 53 | 31.25 | 13.42 | 7.55 | 83.57 | |
| 050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 51 | 31.71 | 17.31 | 3.92 | 87.88 |
DPCコードは、入院全期間を通じて人的・物的医療資源を最も投入した病名と、行われた手術や処置または定義副傷病の有無により決定される14桁の診断群分類番号です。DPCコードごとに1日あたりの入院料が決められています。
当院の平均在院日数は入院から退院まで、一般病棟だけではなく地域包括ケア病棟の入院期間も含まれているため全国の平均在院日数より長くなっています。
転院率は、他病院へ転院した患者数を各DPCコードごとの全退院患者数で除しています。平均年齢は、入院時の年齢です。患者パスは、すべての診療科において公開しておりません。診断群分類別患者数では10件未満をー(ハイフン)とし、上位5位までの患者数が10未満の診療科は、その診療科の表自体掲載していません。
【小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術】
大腸内視鏡検査を実施した際、ポリープを認めポリープ切除術・粘膜切除術を行います。出血の有無確認のため手術日翌日の退院になります。
【肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 手術・処置等2 副傷病なしA-DROPスコア2】
急性肺炎・細菌性肺炎での入院です。A-DROPとは、肺炎の重症度分類です。年齢、脱水、呼吸、見当識、血圧の項目において基準値が決められており、1つでも該当すればスコア1となります。スコア1,2はどちらも中等度にあたり当院では、年齢と脱水に該当するスコア2が多い症例となっています。
一般病棟にて急性期の治療期を終えた後、地域包括ケア病棟にて在宅復帰に向けて療養を行っていただきます。当院平均在院日数は29.65日となっていますが、一般病棟での平均在院日数は、16.4日です。
【誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし】
加齢に伴い嚥下機能が低下することによる食物誤嚥で発症する肺炎です。当院の平均年齢は、87.8歳と高く、嚥下機能の強化のために「摂食機能療法」を行っています。一般病棟で急性期治療後、回復期にある患者様に対しては地域包括ケア病棟に転棟し在宅に向け嚥下機能訓練などの療養を行います。高齢者が多いため長期療養病床への転院率も高くなっています。一般病棟での平均在院日数は、20.5日です。
【腎臓又は尿路の感染症 手術なし】
腎盂または腎実質の一般細菌、尿路系の細菌の感染症をいいます。急激に発症する高熱、排尿痛、頻尿、残尿感などの症状が出ます。一般治療法として、安静・保温・水分摂取し頻回に排尿させ、抗菌薬投与が行われます。
【心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし】
心不全とは、心臓のポンプ機能が低下することで、血液の循環がうまくいかなくなり、様々な症状が現れる状態をいいます。心臓から出た血液は、動脈を通って全身に行き渡り、静脈を通って心臓に戻った後、肺に送り出され酸素が補給されて再び心臓に戻ってくるという流れで循環しています。心臓は血液をスムーズに巡回させるためのポンプ機能を担っています。そのため、何らかの原因でポンプ機能が低下し、血液の循環に悪影響を及ぼすと、呼吸困難や浮腫、含嗽、肝腫大などの症状が現れます。一般病棟の平均在院日数は、16.3日で平均年齢も87.9歳と高く入院を繰り返す傾向となっています。
当院の取り組みとして、早期に地域包括ケア病棟への転棟を行っているため、一般病棟での平均在院日数も全国平均に近づく傾向となりました。
●眼科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
| 020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 | 75 | 2.00 | 2.47 | 0.00 | 77.99 | |
| 020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 | ー | ー | 4.24 | ー | ー | |
| 020220xx97xxx0 | 緑内障その他の手術あり片眼 | ー | ー | 4.39 | ー | ー | |
| 020110xx99xxxx | 白内障、水晶体の疾患 手術なし | ー | ー | 2.44 | ー | ー | |
| 020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 手術あり片眼 | ー | ー | 4.73 | ー | ー |
【白内障、水晶体の疾患 手術あり】
白内障に対して、人工の眼内レンズを挿入します。片眼ずつの手術が多く実施されます。入院期間は2日間で入院当日に手術を実施し、翌日に退院します。
●整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
| 160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術肩、股等 | 65 | 56.71 | 24.75 | 7.69 | 85.72 | |
| 160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 | 54 | 38.28 | 16.08 | 0.00 | 68.87 | |
| 160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)手術なし | 44 | 50.93 | 18.99 | 0.00 | 82.45 | |
| 160720xx01xxxx | 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術肩甲骨、上腕、大腿等 | 35 | 35.74 | 13.89 | 2.86 | 72.69 | |
| 070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置2なし | 17 | 18.65 | 15.27 | 5.88 | 75.06 |
【股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等】
転倒により受傷することが多く、大腿骨頚部骨折や大腿骨転子部骨折に対して、骨折観血的手術や人工骨頭挿入術を行います。急性期治療後、回復期にある患者様に対しては地域包括ケア病棟に転棟して、在宅に向けリハビリテーション療養を行います。平均年齢も85.7歳と高齢者の発症が多く、一般病棟の平均在院日数は、25.7日です。早期に地域包括ケア病棟への転棟が図られたため昨年より平均在院日数が2日短縮されました。
【四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等】
転倒などの外傷による肩腱板断裂に対して、内視鏡下にて肩腱板断裂手術を行います。一般病棟にて急性期治療後、回復期にある患者様に対しては地域包括ケア病棟に転棟し在宅に向けリハビリテーション療養を行います。一般病棟の平均在院日数は、16.7日です。早期に地域包括ケア病棟への転棟が図られたため昨年より平均在院日数が2日短縮されました。
【胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)手術なし】
胸椎または腰椎の椎体部分に外から圧力がかかって起こる骨折をいいます。体を動かしたときに激しい腰の痛みが現れます。安静にしているときはそれほど痛みを感じないのが特徴です。骨粗鬆症の場合は、骨がもろくなっているため軽い力が加わっただけでも骨折してしまいます。尻もちをつく、転倒などの大きな衝撃が加わったときや、咳やくしゃみ、重いものを持ち上げたときなど、何気ない日常生活動作の中でも骨折が起こる場合もあります。
治療法として、コルセットで固定して、骨が固まるのを待ちながら痛みを緩和する保存療法と、保存療法では症状が緩和されなかったり、脊椎が変形したりした場合、手術療法を行います。
平均年齢も82.5歳と高齢者の発症が多く、一般病棟の平均在院日数は、21.3日です。
【肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等】
上腕骨近位骨折に対して骨折観血的手術を行います。平均年齢は72.7歳で、一般病棟の平均在院日数は、16.4日です。
【脊柱管狭窄(脊椎症含む。)腰部骨盤、不安定椎】
背骨には神経の通り道である脊柱管と呼ばれる孔があります。長い年月の間、体を支え続けていると背骨が変形し脊柱管が狭くなってきます。腰椎部で脊柱管が狭くなった状態を腰部脊柱管狭窄症と呼びます。腰部脊柱管狭窄症は50歳代から徐々に増えてきます。脊柱管が狭くなると、その中の神経が圧迫されて坐骨神経痛と呼ばれる下肢の神経痛や痺れ、麻痺(脱力)が生じます。他にも、股間のほてり、残尿感や便秘などの膀胱・直腸症状が発生します。これらの症状により、長距離を歩くことができなくなり、歩行と休息を繰り返す間欠跛行という状態になります。治療として症状が軽度な場合は、安静・薬剤投与・神経や硬膜外へのブロック注射、コルセット装着や牽引により症状が改善する場合がありますが、神経の麻痺症状が重篤な場合は、手術により神経の圧迫を取り除き症状の軽快をはかる必要があります。当院でも、椎弓という骨を切除して馬尾神経を圧迫している靱帯を取り除き、神経の除圧をはかる手術も多く実施しています。一般病棟の平均在院日数は、14.1日です。
●総合診療科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 14 | 30.50 | 20.49 | 7.14 | 87.71 | |
| 0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 手術・処置等2なし | 12 | 13.92 | 16.10 | 0.00 | 88.00 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | ー | ー | 13.42 | ー | ー | |
| 040110xxxx00xx | 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | ー | ー | 18.39 | ー | ー | |
| 030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | ー | ー | 4.67 | ー | ー |
【誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし】
加齢に伴い嚥下機能が低下することによる食物誤嚥で発症する肺炎です。当院の平均年齢は、87.7歳と高く、嚥下機能の強化のために「摂食機能療法」を行っています。一般病棟で急性期治療後、回復期にある患者様に対しては地域包括ケア病棟に転棟し在宅に向け嚥下機能訓練などの療養を行います。高齢者が多いため長期療養病床への転院率も高くなっています。
【肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 手術・処置等2 副傷病なしA-DROPスコア2】
急性肺炎・細菌性肺炎での入院です。A-DROPとは、肺炎の重症度分類です。年齢、脱水、呼吸、見当識、血圧の項目において基準値が決められており、1つでも該当すればスコア1となります。スコア1,2はどちらも中等度にあたり当院では、年齢と脱水に該当するスコア2が多い症例となっています。
一般病棟にて急性期の治療期を終えた後、地域包括ケア病棟にて在宅復帰に向けて療養を行っていただきます。当院平均在院日数は13.92日となっています。
当院の総合診療科では、医療過疎や過疎化・高齢化に伴う通院困難を解消するため、移動診療車を導入して巡回診療を行っています。また、病状などにより通院が困難な方やご自宅等で療養・経過観察を希望される方へ、計画的な訪問診療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
| 初発 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |||||
| StageⅠ | StageⅡ | StageⅢ | StageⅣ | 不明 | ||||
| 胃癌 | − | − | − | − | − | − | 1 | 8 |
| 大腸癌 | − | − | − | − | − | − | 1 | 8 |
| 乳癌 | − | − | − | − | − | − | 1 | − |
| 肺癌 | − | − | − | − | − | − | 1 | 8 |
| 肝癌 | − | − | − | − | − | − | 1 | − |
現在、日本で最も多い5大癌の患者数をUICC病気分類の初発・再発別に集計しています。患者数は延べ人数ですが、すべて10症例未満ですのでー(ハイフン)となっています。
UICC病気分類とは、腫瘍の大きさ、リンパ節への転移の有無、多臓器への転移の有無の3つを基準を元にStageⅠ(初期)からStageⅣ(末期)の4つの病期に分類したものです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
| 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
| 軽症 | 11 | 8.09 | 60.91 |
| 中等症 | 84 | 28.12 | 84.69 |
| 重症 | 19 | 34.63 | 87.42 |
| 超重症 | − | − | − |
| 不明 | − | − | − |
成人市中肺炎とは、15歳以上で病院外で日常生活を送っていた人が発症する肺炎のことをいいます。誤嚥性肺炎・ウィルス肺炎・インフルエンザ肺炎・COVID-19肺炎は除きます。
重症度は、日本呼吸器学会が定めた成人市中肺炎診療ガイドラインに基づき、年齢・脱水の有無・動脈血酸素飽和度濃度・意識障害の有無・収縮期血圧の5項目から基準に沿って集計しています。
当院では、2項目に該当する中等症の患者が最も多く、重症度が高くなると平均在院日数も長く平均年齢も高くなっています。
脳梗塞の患者数等
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
| 3日以内 | − | − | − | − |
| その他 | − | − | − | − |
脳梗塞治療では、迅速な治療が必要なため発症から「3日以内」「その他」で分類しています。
どの分類も患者数が10未満のため-(ハイフン)となっていますが、当院の脳梗塞患者の大部分は高齢者で、発症から3日以内であり急性期治療後も長期療養が必要な場合は、長期療養病床へ転院いただく支援も行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
●眼科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
| K2821ロ | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの | 79 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 78.65 | |
| K2686 | 緑内障手術 水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術 | − | − | − | − | − | |
| K279 | 硝子体切除術 | − | − | − | − | − | |
| K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの | − | − | − | − | − |
- Kコード・名称は、厚生労働省による診療報酬点数表に記載のものです。
- 平均術前日数とは、入院から手術日までの平均日数です。平均術後日数とは、手術日から退院までの日数です。どちらにも手術日は含みません。
- 転院率とは、他病院へ転院した患者数を各手術ごとに全退院患者数で除したものです。
- 患者数が10未満は、-(ハイフン)としています。
- すべての診療科において患者パスは公開しておりません。
【水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの】
水晶体の混濁で視力が低下した場合、混濁した水晶体を除去しただけでは網膜に焦点が合わなくなるので、代わりに人工的に眼内レンズを挿入します。
片眼手術で入院期間は2日間です。また当院では選定療養の対象となりますが、多焦点眼内レンズ挿入も実施しています。
●整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
| K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 66 | 3.67 | 42.95 | 1.52 | 78.70 | |
| K080-41 | 関節鏡下肩腱板断裂手術 簡単なもの | 60 | 1.08 | 36.22 | 0.00 | 68.10 | |
| K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 | 44 | 4.95 | 49.20 | 11.36 | 83.52 | |
| K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 | 31 | 1.97 | 19.16 | 0.00 | 73.58 | |
| K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 | 19 | 1.00 | 44.89 | 0.00 | 77.79 |
【骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿】
【骨折観血的手術 前腕、下腿、主舟状骨】
非観血的な方法でよい結果が出ない場合や、早期に離床させて関節運動を開始させたい時に、手術的に骨折部を開き骨折部分に対してスクリューやプレート、ピン、ワイヤーなどで固定する方法です。当院では、大腿骨、前腕、上腕骨、下腿の順に手術件数が多くなっています。
【関節鏡下肩腱板断裂手術 簡単なもの】
肩腱板断裂(外傷性・非外傷性)に対して、関節鏡下に断裂した腱板端をスーチャーアンカー(縫合針の付いた釘固定具)を用いて骨に固定する方法です。周囲の健常な腱に縫い付ける場合もあります。5センチメートル未満の断裂の修復を「簡単なもの」といいます。
【人工骨頭挿入術 肩、股、膝】
全身の関節の中で「○○骨頭」という名称がある関節に限って行われる手術です。
外傷や炎症、血行障害、腫瘍などによって骨頭部分が破壊され温存できない場合、これを切除して類似した形の人工物(ほとんどは金属製)に入れ替える方法です。人工骨頭と骨との結合には、骨に打ち込む場合と接着物質(骨セメント)を用いる場合があります。人工関節置換術との違いは関節の片側半分だけを入れ替えることで、人工関節半置換術とも呼ばれます。
【人工関節置換術 肩、股、膝】
骨頭側だけでなく、関節窩側にも破壊・変形・癒着などがあり、動きが悪い・運動痛が強い・不安定で支持性が低いなどの障害があるときに、骨頭側と関節窩側の両方を人工関節に入れ替え、関節機能の再建を図る方法です。当院では、膝関節・股関節の順に実施数が多くなっています。
●内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 直径2㎝未満 | 143 | 0.26 | 1.23 | 0.00 | 73.11 | |
| K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 | − | − | − | − | − | |
| K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | − | − | − | − | − | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | − | − | − | − | − | |
| K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | − | − | − | − | − |
【内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満)】
EMR(内視鏡下粘膜切除術)といい、粘膜下にボスミン添加ブドウ糖あるいは生理食塩水を注入してポリープを粘膜下層より浮き上がらせて切除する方法です。ポリープの大きさが長径2センチメートル未満のものがほとんどです。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ー | ー |
| 異なる | ー | ー | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | ー | ー |
| 異なる | ー | ー | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | ー | ー |
| 異なる | ー | ー | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | ー | ー |
| 異なる | ー | ー |
- DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率です。
- 症例数が10未満なので、表では-(ハイフン)としていますが、患者が0ではありません。
- 入院時からの入院契機病名と同じなので院内発生ではありませんが、院内感染を防止するため医師や看護師を中心に細心の注意をはらい治療を行っています。しかし合併症の確率が0ではないので、できる限り合併症が発生しないように、医療安全対策委員会や院内感染対策委員会で検討し、全職員に研修を行い実践しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) | 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) | リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
| 179 | 121 | 67.60% |
下肢手術(人工関節置換術、外傷など)、脊椎手術における静脈血栓塞栓症を予防するため、下肢弾性ストッキングを使用しています。人工関節置換術では抗凝固薬の内服も併用します。長期臥床がリスクとなるため、早期からリハビリを施行し、離床を図ることにも留意しています。また必要とされる症例では、術前や術後に下肢血管エコー(超音波)検査を施行して、血栓の有無を評価しています。
血液培養2セット実施率
| 血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
| 513 | 432 | 84.21% |
血液培養検査は、血液中に細菌や真菌が侵入していないかを確認するための重要な検査です。適切な採取セット数は、感染症診断の精度に直結します。
当院ではガイドラインに基づき血液培養の感度を高めるため「2セット採取」を推奨しています。
全国平均の2セット採取率は80.87%と報告されていますが、当院では84.21%を達成しており、より精度の高い感染症診断につながっています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
| 広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) | 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) | 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
| 115 | 106 | 92.17% |
広域スペクトル抗菌薬とは、色々な菌に作用するお薬ですが、適切に使用しなければ薬剤耐性菌出現の可能性があります。厚生労働省では広域スペクトル抗菌薬を適切に使用するように勧告しています。当院では、広域スペクトル抗菌薬使用時に細菌培養検査を推奨し、抗菌薬を適切に使用できるよう検査を実施し、92.17%という高い水準を達成出来ています。
転倒・転落発生率
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) | 転倒・転落発生率 |
| 38215 | 144 | 3.77% |
転倒・転落の対策は、医療安全の重要な課題の一つであり、医療スタッフ全員で取り組む課題であると考えています。入院された患者様に対して、転倒・転落の危険性について評価基準に基づいて評価を行っています。危険度に合わせた転倒・転落予防の援助を行っています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) | 転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
| 38215 | 3 | 0.08% |
医療事故の予防・再発防止に向けて、院内報告の制度化を行っています。発生要因を把握し、分析・評価・再発防止策を立案し、援助を行っています。また多職種によるカンファレンスを実施しチームでの取り組みを行っています。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
| 全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) | 分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) | 手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
| 309 | 309 | 100.00% |
手術部位感染予防のために、手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与が推奨されています。当院では術後感染の予防のため、手術開始前の1時間以内に予防的抗菌薬投与を施行しています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
| 退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) | 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) | d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
| 34277 | 7 | 0.02% |
褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」とも言われています。
褥瘡は、患者様のQOL(生活の質)の低下をきたすとともに感染を引き起こすなど、治療が長期化します。この指標はd2(真皮までの損傷)以上の褥瘡が新規に発生した割合を示しています。
当院では褥瘡発生リスクのある入院患者さんに対して予防ケアを実施しています。
褥瘡発生要因となるポジショニング、摩擦、ズレ、医療関連機器圧迫潰瘍や皮膚の菲薄化等に対しての予防ケアに取り組んでおります。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
| 65歳以上の退院患者数 (分母) | 分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) | 65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
| 1358 | 1246 | 91.75% |
栄養アセスメントとは、詳細な栄養状態の評価を指し、栄養状態、疾患重症度や代謝亢進、体重変化、体組成、栄養、食事歴、薬歴などさまざまな情報を総合的に判定することをいいます。当院ではMUSTで低栄養リスク患者を抽出し、GLIM基準でより詳細に栄養状態を評価しています。早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につなげています。
身体的拘束の実施率
| 退院患者の在院日数の総和 (分母) | 分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) | 身体的拘束の実施率 |
| 38215 | 6457 | 16.90% |
身体拘束は本来あってはならない行為ではありますが、自らの身に生じる危険を回避することが困難な患者に対して、危険を回避する目的で、緊急やむを得ない場合に限り身体抑制を選択せざるを得ない場面があります。その際、身体抑制の必要性に関する判断は、患者様の生命・身体の安全確保の観点から行い、必要最小限にとどめることが大切です。この指標は、身体抑制の実態を把握したものです。
当院では、緊急やむを得ない場合に限り同意を得たうえで身体抑制を実施し、早期に抑制解除を行うよう取り組んでいます。
更新履歴
- 2026.10.1
医療の質向上に取組みとして「令和7年度 病院情報の公表」を掲載しました