看護部のご紹介
看護部長ごあいさつ 理念・目標、部署紹介
看護部長 井本 英実
宇陀市立病院は、地域に密着した質の高い医療と看護を提供する役割を担っています。宇陀市の高齢化率は43%を超え、高齢者世帯や独居の方など多くの問題を抱えた方々が、入院されています。
看護師は、院内の多職種と共にチーム医療を行い、院内外の医療・介護連携ネットワーク「宇陀けあネット」を運用し、患者さまやご家族が安心して在宅復帰できるように支援しております。
看護部は、整備された継続教育体制の中、新人看護師からベテラン看護師まで幅広いキャリアのメンバーで固定チームナーシングを展開しています。私達の仕事は、患者さまの様々な人生に関わりをもたせていただく中で、専門職として「責任ある行動」をとり、寄り添うことで「やりがい」を感じることができる職業です。患者さま1人ひとりに「目配り・気配り・優しい笑顔」で対応し、地域で安心して生活できるよう、心の通った温かい看護を提供していきます。
当院で個々の持ち味を活かし共に頑張っていただける方や、看護職に興味のある方は、看護体験やインターンシップなどに参加して、宇陀市立病院という職場を知っていただきたいと思います。是非当院で一緒に看護していきましょう。
看護部理念
「一人ひとりの生命と人格を尊重し、心の通った温かい看護を提供する」 ~目配り・気配り・優しい笑顔~
看護部目標
- 安全で質の高い看護を提供する
- 働き続けられる職場環境作り
- 地域医療に貢献し、救急患者の受け入れを積極的に行う
- 人材育成と自己啓発・自己研鑽に励む
- 感染対策の意識を継続する
看護体制
部門 | 一般急性期病棟2病棟・地域包括ケア病棟2病棟 外来・手術室・透析室・地域連携課 |
看護基準 | 10対1看護 |
看護方式 | 固定チームナーシング |
勤務体制 | 2交代制(日勤8時30分~17時15分 夜勤17時00分~翌9時00分) |
【4階病棟】一般急性期病棟
「安心・安全で患者さまに寄り添う看護を提供します」
4階病棟は、整形外科・泌尿器科の急性期病棟です。整形外科では、大腿骨や上腕骨骨折による緊急入院や肩腱板断裂、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等の手術と、泌尿器科では前立腺肥大や前立腺がん等の周術期の看護を行っています。患者さまが安心して苦痛なく手術を受けていただけるよう細やかな看護を提供しています。また、入院時から退院後の生活を見据えて退院支援にも力をいれています。住み慣れた地域へ退院できるよう他職種連携し取り組んでいます。忙しいなかでも患者さまに寄り添う看護を目指しています。
【5階病棟】地域包括ケア病棟
「患者さまやご家族の思いによりそった看護を提供します」
5階病棟は地域包括ケア病棟になります。地域包括ケア病棟は、急性期で治療が終了してから不安なく在宅に退院できるように支援を行う病棟です。患者さまやご家族の思いに出来る限り寄り添い、理学療法士や言語療法士等専門職が連携をとりながら住み慣れた場所での生活へ安心して戻ることができるように支援させていただきます。
【6階病棟】一般急性期病棟
「患者さまの想いに寄り添い、安全で安心な看護の提供を目指します」
6階病棟は内科、眼科を中心とした急性期病棟です。内科では誤嚥性肺炎、心不全、大腸内視鏡検査を受ける患者さま、眼科では白内障手術を受ける患者さまなどが入院しています。また、高齢で日常生活に援助を必要とする患者さまが多く入院しています。日々の看護実践での気づきを大切に、異常の早期発見と患者さまの想いに寄り添い、患者さまにとって安全で安心な看護の提供を目指しています。
【7階病棟】地域包括ケア病棟
「患者さまに寄り添い、安心・安全の医療・看護の提供します」
7階病棟は高齢者の方が多く入院されています。入院から退院後の生活を見据え、医師、療法士、栄養士、ケアマネジャーなどと連携し退院後もその人らしい生活が送れるように支援しています。看護スタッフは患者さまひとり一人に寄り添い、安心、安全に入院生活が送れるように看護を行っています。
【外来】
「生活全体を見据えた切れ目のない看護支援の提供をします」
外来では患者さまに安全で安心して診察・検査・処置などが受けていただけるように多職種と協働、連携しながら看護の提供を行っています。また皆さまに住み慣れた場所で、自分らしい日常生活を送っていただけるよう切れ目ない支援の充実と心の通った温かい看護の提供を目指しています。特に、病棟と連携し糖尿病、慢性腎臓病に対する患者さまに関わる生活支援に寄り添い頑張っています。
【手術室・中央材料室】
「安心して手術が受けられるよう、優しい心と笑顔で対応します」
手術室看護は、手術が決定したときから始まります。安全な手術環境を整え、安心して手術に望め、終了しそして退院できる事を目標に手術に関わる医師や多職種が同じ目標にむけ一人の患者さまに向きあっています。そして手術室看護師は手術前の麻酔科外来での指導、手術前訪問を通し、患者さま一人一人に応じた看護を提供しています。手術室に入る患者さまの不安な気持ちに寄り添い優しい心と笑顔で迎えさせていただきます。安心してください。
【透析室】
「安心・安全な透析が受けられる環境作りをします」
私たち透析室では、医師・臨床工学技士・医療事務・看護師など多職種と協働し、安全かつ安心していただける透析医療を提供しています。透析看護認定看護師を中心に常に新しい透析医療に関する専門知識を習得し、透析を受けている間だけでなく、患者さま一人一人の生活環境を見据え、それぞれにあった関わりができるよう、スタッフ一同取り組んでいます。また、慢性腎臓病の方に対し、透析を遅らせる、もしくは回避できるように、外来・病棟看護師と連携し、継続看護に取り組んでいます。
【地域連携課】
「住み慣れた地域で自分らしい生活を長く続けられるように支援します」
地域医療部・地域連携課では、2019年11月から訪問診療や往診といった在宅医療を行っています。訪問診療は、症状の軽重に関係なく、通院が困難な方であれば、医師がご自宅まで定期的に訪問し、体調管理を行う診療です。「病院へいくのが辛くなった」「住み慣れた自分の家で療養したい」「自分らしく過ごしたい」そんな思いをお持ちの方や、ご家族の思いを大切に、ご希望に少しでも添えるように、地域連携課を中心として、医師会の先生方、地域の医療・介護・福祉・保健・行政に携わる皆さまと密接に連携し、住み慣れたご自宅での生活をお手伝いします。地域医療を担うチームの一員として地域住民の皆さまにご安心いただける医療サービスをご提供させていただきます。当院の訪問診療をご希望される方は、地域連携課までご相談ください。
子育て支援について
育児支援制度
- 産前6週・産後8週休暇
- 育児休業・育児短時間勤務制度
育児短時間勤務制度とは?
小学校就学の始期に達するまでの子どもを養育する職員は、1ヶ月前までに請求すれば、週20〜25時間の短時間勤務を行う事ができるようになりました。
育児短時間制度を利用して
仕事を終え、帰宅してから家事、炊事を行い、夜勤では両親の家に預けることで子供と接する時間がとてもすくなくなるばかりか、朝はなかなか動いてくれない子供に苛立ち無駄に子供を叱ってしまうことさえありました。
そのため子育てと仕事の両立が困難なのではないかと感じ、夫と相談し常勤を辞めてパートになろうかと悩んでいました。子育てのため現場を長く離れることで、復帰することに躊躇し、せっかく収得した免許を無駄になる可能性もあるのではと考えました。当時の課長にそのことを相談したところ、丁度常勤で「育児短時間勤務制度」が始まることを聞き、当院で初めてこの制度の利用者として勤務をさせてもらいました。制度を利用していた間は、定時より30分遅く出勤し30分早く仕事を終えるようにしました。30分早く仕事を終え子供を迎えにいくことで精神的に余裕ができ、子供に接する時間も持てました。
今回「育児短時間勤務制度」を利用することで、仕事と子育ての両立ができるうえに現場を離れることなく看護師の仕事が続けられたため、フルタイムへと復帰するときの不安は少なかったと思います。
これから結婚、出産、子育てと経験していくひとたちが働きやすい環境をつくることで、人材をよび、しいては患者さまへの良い看護の提供ができるのではないかと思っています。
今後さらにWLB(ワーク・ライフ・バランス)が充実することを望んでいます。
男児休業とは?
職員の妻が出産にあたり養育休暇などの特別休暇を利用できます。
男性育児休業を利用して
我が家に3人目の子どもが授かりました。妻の負担や姉弟の面倒等を考え育児休暇を取ることにしました。男性の育児休暇は当院では初めてでしたが、看護部長をはじめ、病棟課長、病棟スタッフも快く協力してくれました。
育児休暇が始まり、子どもたちの学校の準備、掃除、炊事、洗濯等々、1日にしなければいけないことがたくさんある事に気づきました。そして、子どもが無事に産まれ、更に赤ちゃんの世話も増え、あらためて妻の大変さがわかりました。妻に感謝です。
今回の育児休暇で、妻の大変さが良くわかり、子ども達とは、学校や保育所の話をしたりと会話をする時間が増えて有意義な時間が増えました。
この病院には、男性職員もたくさんいます。今までは男性は育児休暇を取りにくい環境にあったと思います。私が育児休暇を取ったことにより他の男性職員も今後育児休暇を積極的に取ってもらいたいです。
当院の現状は?
3名の職員が常勤の身分保障を受けて子育てと勤務と両立しています。
その他
0〜6歳の子どもがお母さんと共に出勤し、院内保育所で過ごしています。
教育計画
看護部の概要
入院基本料 | 10:1 |
勤務体系 | 2交代(日勤8時30分~17時15分)(夜勤17時00分~9時00分) |
看護方式 | 固定チームナーシング |
看護記録 | 看護診断システム(ゴードンの機能的健康パターン分類、看護診断) |
教育システム | キャリア開発ラダーシステム |
教育方針
教育目的
- 患者とその家族中心の質の高い看護ができるよう専門職業人として看護実践能力の向上に努める
- 主体的に自己研鑽を積むことのできる自立した看護師を育成する
教育目標
- 高齢者の意思を尊重し患者の個々のニーズに対応した看護サービスが提供できる
- 科学的根拠に基づいた専門的知識と看護技術、問題解決能力を身につけ、看護実践ができる
- チームの一員として看護職の役割を果たし、責任ある行動がとれる
教育方針
- 社会の動向・医療を取り巻く環境を踏まえ学習の機会を提供する
- 看護者の倫理網領や看護基準に基づく行動がとれるように支援する
- 看護実践能力の向上を目指しキャリア開発ラダーを中心とした教育支援を行う
- 看護師個々の主体性を尊重し学習ニーズにあった教育の機会を提供することで専門職業人として成長を支援する
- 看護に向けた患者、家族への意思決定支援を行うことができるように支援する
教育理念
看護部の理念に基づき、地域住民の疾病予防および健康保持の増進に努めることができるよう、専門職としての役割遂行能力を養うとともに、社会が求める看護ニーズに応え、質の高い看護が提供できる人材を育成する。
教育担当室
教育担当室では、看護部の教育に関する企画・運営を行っています。新人看護師に応じた教育プログラムの「振り返り」サポートを入職1年間実施しています。また、安心して相談できる場所として看護師のサポートも行っています。
認定看護師を紹介します
認定看護師とは、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた者をいいます。現在21分野あり、宇陀市立病院では、がん化学療法看護認定看護師、透析看護認定看護師、感染管理認定看護師の3人が勤務しています。スタッフ教育をはじめ、学会・外部研修への参加など自己研鑽に励んでおり、そこで得た知識と専門性を活かし、患者さまやご家族の方に対して質の高い看護を提供したいと考えています。
未来の看護師さんへ
看護学生さんにとっては「ハラハラ・ドキドキ」する実習ですが、病院で臨床指導に関わる指導ナースは「身近な相談相手」として看護学生さんを見守っています。
臨床実習でのがんばりを評価し、学校の先生と連携して実習を支援しています。
実習はとにかく大変かもしれませんが、「やっぱり看護っていいなぁ」と思える実習にして欲しいという願いで関わっています。
私たち実習指導ナースは、ステキな未来の看護師さんを応援しています。
当院の看護師をご紹介!
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